【コラム】絶縁耐力検査で感電や火災を未然に防ぐ
- 2024/06/26 更新
感電事故や火災発生を防ぐために電気製品は絶縁耐力を検査する必要があります。
特に一般家庭向けの製品の場合、製品を扱ったり設置するのは多くの場合電気の知識がない一般の方です。
絶縁耐力の検査は絶縁されるべき場所に通常の10~20倍程の電圧を規定時間印加し、その絶縁物質が絶縁破壊をおこさないかを検査します。
絶縁破壊とは絶縁体に加わる電場の強さがある値を超えた時に電気抵抗が急激に低下して電気を通してしまう現象です。
雷も空気が絶縁破壊されて雷雲から地表へ放電する現象です。
ユーザーによって、あるいは電気設備の不具合によって予期せぬ高電圧が製品を襲った場合に製品の絶縁体に絶縁破壊が発生すると、それに触れた人が感電したりショートして火災になります。
そのような事故を防ぐために製品の絶縁耐力を検査する事は重要です。輸入品の場合は国内の基準に沿った検査を行うようにしましょう。
コンテックでは出荷検査として専用の耐圧試験器を用いた絶縁耐力の検査委託を承っております。
その他の検品・動作検査(初動検査)・導通検査もお任せください。